日本人なら知っておきたい「お彼岸」のこと
もうすぐ春のお彼岸!
こんにちは。
アロハボート イベントスタッフです。
気づけばもう3月も後半に差し掛かっています。
決算やホワイトデーや送別会など、なにかと忙しいこの時期ですが、忘れてはいけないのが「お彼岸」!
わたしの地元は田舎のほうなので、毎年春と秋のお彼岸と、夏のお盆は必ずだれかしらが本家に行ってお墓まいりをしていました。
お彼岸には「ぼたもち」をお供えするのが一般ですが、どうして「ぼたもち」なのか、ふと疑問に思ったので調べてみました!
余談ですが、こういうときにさらっと知識を披露してくれる男性って、すてきだなって思います!
ポイントは「さらっと」なので、ひけらかすのはダメですよ!(笑)
お彼岸にぼたもちをお供えするのには理由があった!
そもそも、お彼岸とはなにをする行事なのでしょうか?
お彼岸は日本独自の仏事行事で、はじまりは平安時代とされています。
年に2回、春分の日と秋分の日をふくめ、前後3日間の計7日間ずつの期間です。
この時期は昼と夜の長さが同じになり、太陽が真東からのぼり、真西にしずみます。
昔は西のはるかむこうに極楽浄土(彼岸)があると信じられていて、現世での生を終えた死後の世界と考えられていました。
そして、真西にしずむ太陽を拝み、先祖のいる極楽浄土に想いを馳せたところから、先祖を供養する行事として定着したといわれています。
お彼岸に「ぼたもち」をお供えする理由は諸説ありますが、小豆の赤色は昔から「魔除け」の力があるとされていて、邪気を払う食べものとしてお供えされていたそうです。
お祝いの席でお赤飯が出されるのも、同じ理由なんだそうです。
なにげなく食べていましたが、ちゃんと理由があったんですね!
季節によってちがう「ぼたもち」の呼びかた
さて、さんざん「ぼたもち」と呼んできましたが、気になる人は気になってたかと思います。
「ぼたもち」なのか「おはぎ」なのか問題!!
こちらについてもちゃんと調べましたよ!
こしあんか粒あんか、あんこかきなこかなど、いろいろと言われているこの問題。
ほぼ同じものです!
昔は小豆の収穫時期の問題で、皮のやわらかい秋はつぶあん、皮の硬い春は皮を取ってこしあんにしたので、見た目にも違いがあったそうですが、いまは関係ないそうです。
では、なぜ名前がちがうのかというと、季節によって呼びかたを変えていたんです!
漢字にするとわかりやすいんですが、それぞれ季節の花の名前が由来になっています。
春:ぼたもち→牡丹餅
秋:おはぎ→お萩
食べものに季節の花をあてるなんて、風情がありますよね!
ちなみに、調べてみたら夏と冬も別の名前がありました。
夏は「夜船」、冬は「北窓」というそうです!
夜船と北窓は、「お餅なのに餅つきをしない」ということが由来となっています。
夏:餅つきをしない→(餅なのに)いつついたのかわからない→(夜の暗闇で)いつ(船が)着いたかわからない→夜船
冬:餅つきをしない→つきを知らない→(北の方角は月が見えないので)月をしらない→北窓
ということなんだそうです!
風流!
年中行事って意外と知らないことが多くて、調べてみるといろいろな発見があっておもしろいです。
ぜひ、コミュニケーションのネタとしてつかってみてください!
本日もありがとうございました。
ジャパノート,「お彼岸はいつから?【2019年版】」,
〈https://idea1616.com/ohigan/〉,(最終アクセス2019年3月14日).
All About,「お彼岸の「ぼたもち」と「おはぎ」の違いって何? 呼び方や作り方」,
〈https://allabout.co.jp/gm/gc/220748/〉,(最終アクセス2019年3月14日).